島では人との距離が近いぶん、秘密も重くなる。過去の死と今の事件を重ねて考える、閉じた土地の息苦しさがいい。
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昭和三十四年、炭鉱の島・端島で起きた少女の水死を、若い警察官・荒巻が調べている。島では会社と住民の結びつきが強く、誰もが互いの暮らしを知っているように見える。しかし、事件をたどると、過去の死や話しにくい事情が浮かぶ。下巻では、上巻から続く捜査の疑問を抱えたまま、荒巻は関係者への聞き込みを重ねる。海に囲まれた狭い社会で、真実を追う仕事の難しさを描く長編の後半。
もう一度読みたいか、人に勧めたいか。
謎解きが物語を駆動する
人物が多いか構成に仕掛けがある。まとまった時間で読むほうがつかみやすい
切なさや余韻が長く残る
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執筆:めっぽ ・ 読んだ版:paperback
採点:2026年9月27日(選書スコア定義書 v1.1) ・ 更新:2026年9月27日
出典:書名・著者・版元・刊行日・ISBN