町が消えることより、消えた町を語れなくなることが怖い。失ったものを覚えている自由まで奪われる設定が引っかかる。
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ある町では、一定の年月が過ぎると住人たちが姿を消すという、異常な現象が起きる。残された者や町に関わる人々は、その現実と折り合いをつけながら暮らしている。誰かがいなくなった後にも、日常や制度は続いていく。消失を前提とする世界で、人は何を記憶し、誰を待つのか。さまざまな立場から町を見つめる人物たちを通じ、喪失と共同体のあり方を描く。現実と似ているのに根本の条件が違う物語。
もう一度読みたいか、人に勧めたいか。
謎より人物描写・社会描写に比重がある
人物が多いか構成に仕掛けがある。まとまった時間で読むほうがつかみやすい
答えの出ない問いが残り、しばらく考え込む
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執筆:めっぽ ・ 読んだ版:paperback
採点:2026年9月27日(選書スコア定義書 v1.1) ・ 更新:2026年9月27日
出典:書名・著者・版元・刊行日・ISBN